TALK! Onomatope#28 : Pacchili ぱっちり
AIKO
AIKO's Japanese Lesson
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スイカ、好きですか?
スイカは、日本の蒸し暑い夏を、おなかの中から冷やしてくれる食べ物です。夏には欠かせない涼(りょう)を感じる果物、スイカ。
スイカを、まな板の上に乗せて包丁で切るとき。あまりにも大きいので、「どうやって切ろうかな?」と躊躇(ちゅうちょ)していると、隣で見ていた友達が言いました。
「すっぱりいっちゃって!」
。。。すっぱりいっちゃう。わかりますか?
「すっぱり」とは、一刀両断(いっとうりょうだん)すること。
昔、日本に侍(さむらい)がいた頃は、長い刀(かたな)を持ち歩いていました。一刀(いっとう)のイメージは、侍が長い刀を頭の上から下に振り下ろして、一度に切ることです。両断とは、2つに切り分けることなので、この2つが合わさり「一刀両断」です。
先ほどの話に戻しましょう。
「すっぱりいっちゃって!」
これはつまり、
「一刀両断して!」
さらにわかりやすく、細かく言えば、
「包丁をスイカの中央(ちゅうおう)に一度入れて、2つに切って分けて!」
ということになります。どうでしょうか? 「すっぱり」の意味が伝わりましたか?
このように、「すっぱり」は、”思い切りよく切る” という意味から、
「”断ち切る”=やめる」
という表現でも使えます。
例えば、「お酒やたばこをすっぱりやめた」とかね。
「すっぱり+やめる」の組み合わせは使いやすいですよ。