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【Lv.★★★】「洒」はなんと読む?

Haruka

Harukaの記事(きじ)は、にほんご の レベル べつ に たのしめます! ★ が すくない ぶんしょう は やさしく、★ が おおい ぶんしょう は むずかしい です。じぶん に とって ちょうどいい きじ を えらんで くださいね。

Level (Lv.)Sign
Easy(JLPT N5-N4)
Intermediate(JLPT N3)★★
Advance(JLPT N2-N1)★★★
Native★★★★

この記事の日本語レベルは上級(じょうきゅう)★★★です

こんにちは! Harukaです。

みなさん、おしゃれは好きですか?

「おしゃれ」って、よく使う割に難しい言葉だと思います。

「彼はいつもおしゃれな服を着ています」

「久しぶりに恋人に会えるので、今日は念入りにおしゃれをしました」

「新しくできたおしゃれな花屋さんには、もう行ってみましたか?」

「この喫茶店はおしゃれすぎて、私は落ち着きません」

服装や持ち物など、人の見た目について「おしゃれ」とほめることもあれば、

お店などの空間などについて「おしゃれ」と言うこともあります。

流行にのっている、今風であるという意味でも使われますが、

新しいものであれば「おしゃれ」と評価されるわけでもないのが

悩ましいところです。

さて、「おしゃれ」は漢字で書くと「お洒落」。

「酒(さけ)」という文字が入っていますね。

でもよーく見てください!本当に「酒」ですか?

違いがわかりますか?

どちらも へん は「氵(さんずい)」ですが、

注目してほしいのは つくり のほう。「お洒落」の「洒」は「西(にし)」、

「酒」のほうは「酉(とり)」なんです!

「洒(しゃ)」という漢字は、

「お洒落」という言葉以外ではあまり使いません。

そのため私も知らなかったのですが、

「洒(すす)ぐ」とも読むそうです。

「すすぐ」というのは、

水をかけてきれいに洗うという意味。

それを踏まえると、

「お洒落」とは「洗い落とす」という意味になりますね。

この記事を書くためにいろいろと調べていて気づいたのですが、

日本語には、

「洗い落としたように、余計なものがない状態こそ優れている」

という価値観から生まれたような言葉が、いくつもあります。

またご紹介させてください。

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Haruka
Haruka
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Loves cats, plants, classical ballet and Japanese literature. 植物、猫、クラシックバレエ、日本文学が好き。
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