TALK! Onomatope#7 : Yukkuli ゆっくり
AIKO
AIKO's Japanese Lesson
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体型や顔など、見た目が急にやせてしまうことを「げっそり」と表現します。
「風邪ひいて、1週間寝込んだら、げっそりした」
これは、全然うれしくない痩せ方(やせかた)です。病的(びょうてき)に体重が落ち、げっそり痩せるなんて、全然よくないですね。気分もどんより、完全にネガティブです。
同じ「痩せる」でも、運動して体重が落ちた場合は、「すっきり」を使います。「すっきり」は、気分も晴れやか、ポジティブなイメージです。
話を「げっそり」に戻しましょう。
「大丈夫? 顔色悪いし、げっそりしている」
こんなふうに心配されたときに、相手に返す言葉は、
①聞き返す
「そう? そんなにげっそりして見える?」
②受け入れる
「最近、いそがしいから、げっそりしちゃった」
。。。こんなかんじでしょうか。どっちにしても大体、このあと「やすめ」とか「やめろ」といわれます。本人よりもまわりの人たちのほうが「げっそり」には敏感(びんかん)で、良くない要因(よういん)を感じ取るんですね。
もう一つ、実際に痩せていないけれど、「めちゃくちゃ疲れてしんど・・・(※)」ということも。
例えば、
「2時間近く小言を聞かされ続けて、げっそりだよ・・・」
なんて、嘆き(なげき)たいときに使えます。
余談ですが、「げっそり」は、イカの足=げそ、と関係ありませんよ。イカのゲソは、焼いても、揚げても、おいしいですよね。
(※)「めちゃくちゃ疲れてしんど」=「からだもきもちも、とてもとてもつかれていること」