TALK! Onomatope#3:Sukkili すっきり
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すっきりとさっぱり。
意味が似ていて、どちらもよく使う言葉。
正直、どっちでもいいんじゃないかと思うけれど、微妙にニュアンスが違うので日本語ネイティブは自然と使い分けている言葉です。
「すっきり」は、気分の悪いもの、いらないものがなくなった状態や状況を言うことが多い。
例えば、
「大きなソファがなくなって、すっきりした」
「机の上を片付けて、すっきりした」
「悩んでいた問題が解決して、すっきりした」
など。目に見える問題がなくなった状況や状態をさして「すっきり」と言います。「ソファがなくなった」「机の上が片付いた」ことで、空間ができた、広くなった、邪魔なものがなくなった、という事実・状況が「すっきり」。
一方、「さっぱり」は、「すっきり」と同じように、気分が悪いもの、いらないものがなくなったときに使えますが、焦点は状況よりも”主観的な感覚や気持ち” に向きます。
「大きなソファがなくなって、さっぱりした」
「机の上を片付けて、さっぱりした」
「悩んでいた問題が解決して、さっぱりした」
→気持ちが良くなった(うれしいなど、明るく、肯定的な気分)
もうひとつ「すっきり」、「さっぱり」は、味の表現にも使います。
「すっきり」は、さわやかで涼しくなるような味わい。キレがある味、という言い方とも合わせて使われることがあります。例えば、ミント系や炭酸系の食べ物や飲み物、お酒の表現にも使われますね。
一方、「さっぱり」は、味つけが薄めで、軽いもの。そしてまろやかな酸味があるものも含みます。例えば、梅味や柑橘類、お酢などを使った食べ物や飲み物の表現によく使われます。
どうでしょう? 「さっぱり」と「すっきり」わかりますか?
どちらを使っても大きく違うことはないですが、ニュアンスの差の違いがあるので、使い分けると伝わりやすくなりますよ。
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